胃カメラ211件、大腸カメラ117件でした。およそ3週間待ちは変わっておりませんが、最近キャンセルが多くなっており、たまたま都合が合えば意外と早く検査できる可能性もあります。直前のキャンセル理由として発熱が多くなっていますので体調管理にご注意ください。なお、胃カメラはネットで予約状況を確認できます。お手数ですが大腸カメラは電話で確認をお願いいたします。
今月も自己免疫性胃炎を2名経験しました。普段から日によって月によって疾患であったり、自覚症状や性格的なものが似たような患者さんが重なることをよく経験しており、偶然以外の何かがあるのか?と日頃から不思議に思っていますが、今月は4月の内視鏡実績の時に提示したNHPH(Non-Helicobacter pylori Helicobacter)胃炎を3名も経験しました。今回3名とも画像を載せたいと思います。単にわたしの診断能力が上がっただけかもしれませんが意外でした。NHPH(Non-Helicobacter pylori Helicobacter)胃炎については4月の内視鏡実績のリンクを貼りますので、読まれていない方はご参考ください→4月の内視鏡実績(2023年)
一人目は42歳女性で健診の胃バリウム検査で異常を指摘され受診されました。前回の症例と同じく前庭部に鳥肌胃炎を認め、胃体部はピロリ未感染に特徴的な所見でした。
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胃体部には胃炎認めず
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ピロリ陰性の胃に認められる胃底腺ポリープもあり
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ピロリよりサイズの大きなNHPHを認める
二人目は33歳男性で健診内視鏡希望で受診された患者さんです。これまでのような均一な凹凸ではなく、一部発赤が強い不均一な凹凸を前庭部から胃角部に認め、胃体部はピロリ未感染粘膜でした。
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赤丸のところに多数のNHPH認める
三人目は29歳男性で吐き気症状で当クリニックを受診されました。所見が軽微ですが、鳥肌胃炎と考え生検にてNHPHを確認しています。なお、この患者さんは同時に好酸球性食道炎も認めました。好酸球性食道炎も毎月のように新たな患者さんを診断しており、当クリニックとしてはめずらしい疾患ではなくなりました。
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NHPH認める
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好酸球性食道炎も併存していました
同じ疾患を繰り返すこともありますが、これからも当クリニックで経験した疾患をUPしていきたいと思います。