胃カメラ142件、大腸カメラ132件でした。現在当院の予約状況ですが、キャンセルで時々空きはあるも、胃カメラ、大腸カメラともおよそ1ヶ月待ちとなっています。すぐに検査をしてほしい方に対応できず、誠に申し訳ございません。

今月の症例は50歳台女性で特に胃に自覚症状はありませんでしたが、胃カメラ検査を希望されました。ピロリ未感染の炎症のない綺麗な胃粘膜でしたが、胃体部小彎に1箇所だけポツンと発赤びらんを認めました。

 

生検を行いました。

 

 

多数の好酸球浸潤を認め、好酸球性胃炎と考えましたが、特に自覚症状はないため経過観察としています。好酸球性胃炎は過去に取り上げていますのでご参考ください。→4月の内視鏡実績(2025年)/

 

また、少し前にも胃痛で来院された30歳台女性の胃カメラ検査では、胃体部にやや広範に写真のような萎縮性胃炎様の所見を認めました。幽門輪周辺の前庭部と穹窿部は胃炎を認めず、ピロリ感染胃炎でもNHPH胃炎でも自己免疫性胃炎としても典型的でなく、生検をしたところ好酸球浸潤を認めたため、好酸球性胃炎と診断しています。

 

結局、好酸球性胃炎は特徴的な所見がなく、観察のみでは診断するのは難しいと言われています。最初の症例は浅いびらんでしたが、好酸球性胃炎による胃潰瘍はよく報告されています。当院ではまだ経験していないため、もし経験した際には報告したいと思います。