分煙では周囲の人の健康被害を防げない

タバコの先から出る煙(副流煙)はタバコを吸う人が直接吸い込む煙(主流煙)に比べて、ニコチンが2.8倍、タールが3.4倍、一酸化炭素が4.7倍も含まれます。副流煙を吸い込んでしまうことが、ご存知の「受動喫煙」と呼ばれているものです。これは換気扇の下やベランダで吸っても防げません。また喫煙者自身のタバコの影響を「一次喫煙」、受動喫煙を「二次喫煙」とも呼びますが、さらに「三次喫煙」と呼ばれる害があります。室内や車内でタバコにさらされた壁やカーテン、ソファーなどあらゆるモノに、また喫煙者の髪の毛や服にも有害物質は残っており、これが揮発し、発がん物質となって身体に取り込まれてしまう健康被害です。想像以上に喫煙は周囲の人の健康に影響を与えることを意識しましょう。

禁煙の方法

当クリニックでは貼り薬より効果のある飲み薬での治療を考えています。

スケジュール

3ヶ月間の治療です。計5回外来を受診していただきます。

費用

健康保険の3割負担で2万円弱です。毎日タバコを吸う方ならほぼニコチン依存症の診断のもと健康保険が適応されます。

健康保険の適応条件

禁煙成功のポイント

現在勤務している病院で禁煙外来をしていて感じることは、「本気で禁煙したい」と気持ちを高めることが禁煙できるコツだと思います。「禁煙したいけど今まで何度も失敗しているから無理だと思う」こんな患者さんもよく禁煙外来にこられますが、毎回ドクターだけでなく看護師も十分時間をかけてカウンセリングを行います「どうしても吸いたくなる」「強い吐き気などの副作用が出る」などで治療をやめたくなることもありますが、一緒に乗り越えるために不安な気持ちに真摯に寄り添います。また家族や周りの人のことを本気で考えて禁煙をされる方は成功しやすい印象があります。実際、禁煙外来で治療を始める前に「禁煙宣言書」にサインすることが必要とされているのも気持ちを高めることが大事であるからだと思います。