胃カメラ197件、大腸カメラ126件でした。当院で内視鏡検査をされた患者さんの次回の検査の間隔を延ばしてもらったり、集団の健診内視鏡検査をお受けしなくしたりなどの効果があったのか、単に当院の人気がなくなっただけなのかわかりませんが、胃カメラ検査は現在2週間待ちと以前より待ち日数が緩和されています。大腸カメラはおよそ1ヶ月待ちですがキャンセルの空きもよくあるため、検討している方は電話でお問い合わせください。

今月は40歳台男性の食道の黄白色の粘膜下腫瘍です。この患者さんは以前当院で胃カメラ検査を行い、同部位の病変から生検を行いましたが腫瘍成分が採取できず、今回再度生検を行いました。ちなみに同じ箇所から何度か生検を繰り返すボーリング生検という方法で行なったところ、腫瘍成分が採取できました。

病理結果です。

免疫染色が追加されました。

内視鏡所見から顆粒細胞腫を疑っていましたが、無事に顆粒細胞腫と診断されました。以前にも顆粒細胞腫は取り上げていますので、疾患の少し細かいことはそちらをご覧ください。前回のリンクです。→9月の内視鏡実績(2024年)

まれに悪性の報告もあることから、この患者さんも切除目的に紹介させてもらいました。過去に取り上げた疾患を繰り返すことも多くなると思いますが、よろしければ今後もこちらのお知らせをご覧ください。