胃カメラ159件、大腸カメラ113件でした。今月は臨時休診の日も多く、例年より検査数は多くなかったです。最近、自動電話応答やAIチャットボットの導入、予約システムの変更など行なっており、患者さんにもスタッフにも利便性が高くなるように取り組んでおります。急な運用の変更などでご迷惑をおかけするかもしれませんが、内視鏡検査に関わることはホームページやAI相談で確認していただき、それでも解決しなければ電話でご相談ください。
今月も患者さんに画像掲載の許可を得ていますが、個人情報の観点から年齢、性別は伏せさせていただきます。特に自覚症状はなく当院は初診でしたが、定期的な大腸内視鏡検査目的で当院を受診されました。
大腸内視鏡検査をしたところ、直腸の肛門に近いところにわずかな乳頭状の隆起所見を認めました。




内視鏡的に切除しました。


内視鏡所見も典型的であり、予想通り尖圭コンジローマの診断となりました。尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)の6型、11型の感染により、性器周辺に生じる乳頭腫(ウイルス性疣贅)です。おもに性行為によって、ウイルスが微小な傷から皮膚、粘膜に侵入するといわれています。尖圭コンジローマ自体は良性ですが、HIV感染を合併することもあり注意を要します。また、ヒトパピローマウイルス(HPV)の中でも癌化リスクがある16型や18型の持続感染に伴う肛門上皮内腫瘍(AIN)や肛門管扁平上皮癌との鑑別が必要となってきます。尖圭コンジローマをlow gradeのAIN(LSIL/AIN-1)に含める分類もあります。治療は局所切除(内視鏡的切除、外科的切除)、焼灼療法、外用療法などありますが、再発率も高いため定期的な観察が必要といわれています。
