4月2日をもって、おかげさまで開院4周年を迎えることができました。
2021年度・年間内視鏡件数です。
胃内視鏡検査(胃カメラ) 2343件
大腸内視鏡検査(大腸カメラ) 1334件
内視鏡総件数 3677件
微増ながら胃カメラも大腸カメラも件数は昨年より増加しました。医師1人がおこなう年間件数としては多い方だと思います。検査して終わりではなく、検査後の結果説明にもできる限り時間をかけるようにしているため、これからも大幅な検査数の増加は見込めませんが、検査ひとつひとつの質をあげていけるように今後も精進していきたいと思います。
昨年の年間内視鏡件数を報告した時に開院時の患者数が少なかったことを書きましたが、また開院時を少し振り返ります。
前職場で診療していた時に隣町の病院の先生から胃カメラ検査の患者さんを紹介して頂くことが多かったです。当初は1時間近くかけて患者さんに受診してもらい、その日は診察と胃カメラ検査日を決めて、再度検査のため来院してもらうという流れでした。遠いところから何度も受診してもらうのは申し訳ないため、事前に紹介状(診療情報提供書)は送ってもらい、患者さんとは初見で胃カメラ検査を行う流れに変更しましたが、大きなトラブルはありませんでした。
その経験から4年前の開院時には一般的でなかったインターネットで胃カメラ検査の予約を行い、初見(初診)で検査を行うという方法を導入したのが、期待していたクリニック近郊の方の受診が想像よりはるかに少なかった開院時から経営的に安定するようになった現在の診療スタイルにつながりました。
インターネットの予約がメインのため、受診される患者さんの年齢層が若くなり重度の基礎疾患を持たれている方が少ないのも、初診で胃カメラ検査を行うハードルが下がっていると思います。2年前からWEB問診を導入したのも事前に患者さんの情報が詳細にわかり、初診で安全に検査を行うことに大いに貢献してくれています。
大腸カメラも事前受診をなくせればよいのですが、大前提として下剤と検査食をお渡しする必要があります。そちらを事前に郵送で自宅に送るという手段はありますが、大腸カメラは事前に確認したい項目が多いこと、また一度当クリニックを受診したことがないと自宅から来院までの所要時間が曖昧になり予約時間に遅れて来院されるリスクがあるため、初見(初診)もしくは事前のオンライン診療のみで検査を行うことは今後も難しいと考えています。以前に一度当クリニックで大腸カメラを受けられた方で来院に2時間以上かかる地方在住の方は事前受診なしでの検査も今後検討していきたいと思います。
長くなってしまいましたが、これからも札幌はたけやま内科・胃カメラ大腸内視鏡クリニックをよろしくお願い致します。